粉体塗装ってどういうもの?

粉体塗装法の特長

 粉体塗装法は樹脂粉末を被塗物に付着させ、これを熱処理することにより均一なフィルムを形成させる塗装法で、 従来の液状塗装法と比較して数多くの特長を持っています。

  1. 固形分が100%で空気を媒体として用いるため有機溶剤による大気汚染・火災・中毒等の心配が有りません。
  2. 1コートで厚膜塗装が可能で、ピンホール・ワキ・タレなどの欠陥が生じにくいです。
  3. 従来の液状塗料のうように樹脂を有機溶剤に溶解する必要がないため比較的分子量の高い樹脂の利用が可能で、 樹脂の特性を生かした塗膜性能向上が可能です。
  4. 溶剤を使用しないため焼付時のセッティングの必要もなく、工程の短縮・合理化・自動化が可能です。



粉体塗装と液体塗装との一般的な比較
  粉体塗装 液体塗装
有機溶剤による大気汚染 ×
有機溶剤による火災 ×
有機溶剤による中毒 ×
塗料の回収 不可
塗装可能膜厚(1コート) 30〜500μm 5〜50μm
厚膜化
薄膜化
調色精度
エッジカバリング
自動化



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